スラヴ叙事詩、見に行きました!

  • 2017.03.30 Thursday
  • 22:16

 

 

 

ミュシャ展 会場風景(一部撮影可能なエリアがあります)

待ちに待った展覧会に行ってまいりました。国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」です。

アールヌーヴォーの旗手としてパリを舞台に世界に名を馳せたミュシャは、チェコの人。故郷では「ムハ」と呼ばれています。
美しく甘い魅力を放つミュシャの作品は日本でも何度か展覧会が開かれ、多くのファンを魅了してきましたが
今回の展覧会はもう一つのミュシャの世界に触れる、ほとんど奇跡?と思える展覧会です。

理由は、一度も海外に出たことがないミュシャ晩年の超大作シリーズ「スラヴ叙事詩」が全20作品揃って来日したから。
ここには甘美な「ミュシャ」の姿はなく、故郷を想う「ムハ」の情熱が充満しています。
あまり種明かしをしてもいけませんので、ぜひぜひ展覧会にお運びいただき、画家の想いを直接受け止めていただけたらと思います。
もっとも、描かれているテーマは日本人の私たちには今一つピンとこないかもしれません。
先入観を付けすぎるのは感心しませんが、この展覧会に限って言えば、ミュシャがスラヴ叙事詩を描くに至った経緯やスラヴ民族の歴史などを
ホームページやチラシなどで押さえておくと、作品世界に入っていきやすいと思います。

私自身は、ミュシャ版スラヴ「古事記」みたいな感じかな?と勝手に解釈しています。
日本では国盗りの戦いは激しかったですが、仏教徒が敵味方になって戦をするというようなことはなかったので、その点でもイマジネーションを膨らましにくいかもしれませんが、
ミュシャがこの大作に取り組んでいたころは、ヨーロッパが第一次世界大戦で悲惨な近代戦に喘いでいた時期と重なります。
作品のいくつかは、ミュシャがムハとして、当時のそして後世の私たちに強いメッセージを伝えようとしていたのではないかと察せられるものもあります。

展覧会には毎日文化センターのみなさんと行きました。2日目というのに既に大混雑で、なかなかみなさんでじっくり見るという状況にならず申し訳なかったです。
また、私の思い入れが強すぎて、何度も図版もテーマも見たり読んだりしている私とみなさんの間にちょっと温度差があったかなとも思います(汗)
引率者が熱くなりすぎるのはいけませんねー(苦笑)
来月またみなさんとお会いするので、ちょっと時間を置いたタイミングで、また感想を聞いてみたいと思っています。
次回の講座は谷中界隈を散策して、アート+αを楽しんできます!
=======
追記:
チケットを買うのも並びます〜
ここで↓事前に買ったら並ばずにすみました(前売りではありません)。

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